シドニアの騎士 人体改造系のあれこれ

シドニアの騎士世界における人体改造について考えてみた。

●光合成
第4次防衛戦後の人口激減に対応する為、科戸瀬ユレ博士の提案により実施された計画で、ほぼ全員が光合成可能になっているものと思われます。
小林艦長も光合成可能ですね。
ユレ博士自身も、食事を頻繁に摂る長道の体臭を気にしており、自身は光合成可能になっていると思われます。

光合成は発生の初期段階で仕込まれるのか、成長してからでも後天的に付加できるのかははっきりしないけど、新しく生まれてくる子どもたちに仕込むというのが最初の計画なので、遅くとも胎児の段階で仕込むのだと思う。
さらに、次の世代に遺伝するようになっているはずだ。
食糧不足のシドニアに置いては必須なので、遺伝しないとめんどくさい。

ということは、小林はもとより、ユレも少なくとも1回は乗り換えを行っているということになりますね。


●無(低)重力対応
現代人は、低重力に長い期間いると筋肉や骨が衰えて、1Gに再び対応するのにリハビリが必要になりますね。
しかし、シドニアの軍関係者は多分かなり長い期間無重力にさらされているはずですが、そういう問題は無いようです。
おそらくこの辺もなんらかの対応が取られてるんではないかと思います。


●早熟
仄姉妹は実年齢5歳とのことですが、長道たちと同等くらいまで肉体的にも成長しています。
人口羊水で成長を促進しているらしいので、その間に「圧縮された特殊な知育」とやらも受けて、かなり成熟した状態で生まれてくるんでしょう。
生まれたらいきなり15歳くらいの状態とかそんな感じか。
スターウォーズのクローン兵しかりですが、兵員ってのはそんなに急に増やせないので、SF的にはこういう技術が不可欠だよね。
実際ガウナとの戦闘が激化してパイロットの死亡数が劇的に上がると訓練生は続々正規兵に格上げされているので、パイロットの台所事情は相当苦しい。
仄姉妹はシドニアの運命を左右するほど、かなり大事な存在だよね。
なんとなく、その他のパイロットや訓練生でも容姿が似ているキャラが同時に出ていることがあるような気がして、もしかして仄姉妹以外のクローンシリーズもあるのかなという気がしている。


●運動能力強化
その仄姉妹。
突然どっかから飛び出してきたり、廊下の天井に飛び上がって隠れたりと、超人的な運動能力を発揮している。
当然、運動能力も何らか強化されているんだろう。
仄姉妹以外についても、シドニアのパイロットが肉体的な訓練をしているシーンを見かけない。
衛人の操縦時にはかなりなGがかかるだろうし、何のトレーニングも無しにこなせるものでは無いような気がする。
とすると、仄姉妹ほどでないにしても、ある程度の運動能力強化は全体に行われていると考えるのがだとうだろうか。
もしくは強化とまでいわなくても、遺伝子の選別的なことは行われているかもしれない。
(選別って、危険な響きだな)


●不死
不死についてはシドニアでは2通りがあるようだ。
1つは自分のクローンに定期的に乗り換えることで実現されるもの。
もう一つは遺伝子操作による乗り換え不要な不死。(もちろん、不死でない人が不死になるには、一度は乗り換えが必要)
さらに不死ではないが、老化を抑制する薬もあるようで、乗り換え方式の場合は抑制剤を使いながら、限界になったら乗り換えるという事みたい。
小林やユレは乗り換えているようだ。
長道は後者。
遺伝子操作の場合は子孫に遺伝するらしいが、配偶者が不死で無い場合、不死が確実に発現するかは謎。
優性遺伝なら次の世代には75%の確率で遺伝するけど。

これ、かなりな大問題だよね。
くせっ毛が遺伝するとかいうレベルじゃなく、2人兄弟で片方が不死で片方がノーマルとかだったら大変だ。

ところで、重力祭りでイザナの太ももにりんご飴の串が刺さってしまうシーンがあるが、なんか、そんなに大事になっていない。
あんなにざっくりいったら、かなりな重傷では無いかと思うんだけど。。。
もしかしたら不死とまで行かなくても、ある程度、ケガに対する耐性は織り込み済みなのかもしれない。
不死は困るけど、簡単に死なれるのも困るからね。

コメント