iPhone5は順当な進化

iPhone5が発表されました。あと、iOS6。

ハードウェア的にわかりやすい変更点としては

●薄く、軽く、画面が大きくなった
●カメラが進化した
●処理速度がアップした

という点でしょうか。
コネクタの形状とかは従来のモノでも困ってないので個人的にはどうでもいい。

iOS6でも話題の3Dマップが実装されたりSiriが賢くなったりしています。

まずひとつ気になるのは、iOS6の新機能で、iPhone4Sに対応しないモノがあるのかと言うこと。
新しい機能はマシンパワーを要求する場合があるので、古い端末には対応しない可能性があります。
端末の処理速度がアップしたということは、より複雑な処理が出来ると言うこと。
そのメリット感じさせてくれる新機能がiOS6に標準で搭載されているのであれば、機種変更の動機になり得るのでしょうが、βの時点では標準の機能で4S非対応というものはアナウンスされていなかった(と記憶している)。
であれば、その点ではiPhone5の魅力はあまりないとなってしまう。

カメラの進化は実機で比べてみないとわからないし、実際のところ比べてみてもわからないのかもしれない。
写真撮影は機械の性能も大事だけれど、腕とか雰囲気とか好みに左右されるものなので、なかなかスペックの数値通りの違いはわかりづらい。

画面が大きくなり、便利になったことは間違いない。作業エリアは広い方が良いし、動画やiPhoneで読書をする場合には大きなメリットだ。それでいて薄く軽くなって、バッテリの持ちも維持しているとなればこれはすごいことだ。

すごいことなんだけれど、例えば3GSから4になってRetinaディスプレイが搭載されたとか、Siriが登場したとかそういうインパクトがないのも確か。


単純に考えると、iPhoneという端末が既に相当成熟しているということ。もともと魅力的だし、今回のような基本スペックの底上げだけでも、まだまだ他の機種と戦えるということだ。

ただ、私は、いつかまたAppleがみんなを驚かせるイノベーションを見せてくれると期待している。それはハードウェアではなくてソフトやサービスかもしれない。その日が楽しみだ。

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